アルバム
タイトル:Homework
アーティスト:Daft Punk
曲数:16
一言感想
実験音楽とハウスのごちゃ混ぜ感がいい塩梅
感想
Daft Punkの1枚目のアルバム。
Daft Punkといえば「Discovery」や「Random Acsess Memory」の印象で「メロディアスでファンキーなテクノ」しか作らないイメージがあるが、実際は違う。
1枚目のアルバムを通しで聞いてみると「なんじゃこりゃ!?」ってなる人も多いと思う。
いわゆる「Daft Punkっぽい」のは序盤だけで後は実験音楽やノイズミュージックに近い曲だからだ。
後半になるにつれてギブアップする人も出てくるだろう。終盤になると実験音楽的要素が増えていくので。
そして「Burnin'」、「Indo Silver Club」で十分に安心したと思ったらラスボスの「Alive」が現れる。
これを聞いたら後は「Funk Ad」という短い曲で終わり。
通しで聞いてみたら分かるが結構カロリーを使う。
因みに僕はP-MODELや旬*1でこの感じに慣れているので大丈夫だが好みは分かれるだろう
曲調
曲調は様々。Da FunkやAround the Worldのような普通にノレる曲、Rollin' & Scratchin'やRock'n rollみたいな実験音楽に片足突っ込んだ曲。
特にHigh Fidelityは一番実験音楽に近い。ドラムはあるが大体「変な感じに繋げたサンプリング」で驚く。本当に実験音楽に近い。
とは言いつつも大体の曲はドラムがあるのでノレる。そう、曲調に対してドラムパターンは普通なのである。
聞いてみると殆どの曲でフィルターを使ってる。たまに突拍子もなく使うので耳がおかしくなったのかって思うときもある。
さらに5分以上の「長い曲」が多い。ハウスだからかもしれないが。
初心者向けではない
ただ初心者には到底オススメしづらい。初心者には次回作のほうがオススメである。
しかし「実験音楽やノイズミュージックを聞いたことがない」って人にはオススメ。実験音楽としては結構触りの部分のアルバムではあるので。
さらに「Daft Punkの違う一面を見たい」という人にもオススメ。このアルバムは全然ポップじゃないので。
総評
因みにこの頃はビジュアルも違い「ロボット姿」ではなく「生身の人間」である。
ビジュアルや曲調で知っているDaft Punkになるのは次回作からだ。
しかし、次々回作はこっちの方に近い。
曲別レビュー
- Daftendirekt
- WDPK 83.7 FM
- Revolution 909
- Da Funk
- Phoenix
- Fresh
- Around the World
- Rollin' & Scratchin'
- Teachers
- High Fidelity
- Rock'n Roll
- Oh Yeah
- Burnin'
- Indo Silver Club
- Alive "Funk Ad"