レビュー
レビュー元:ダ・ヴィンチ・コード
投稿者:前田有一
一言感想
珍しく同意見 そもそも展開がかなり早すぎる
感想
前田有一さんによるダ・ヴィンチ・コードのレビュー。
僕も映画のダ・ヴィンチ・コードを見たことがあるがストーリーが飛び飛びだった事やキリスト教っていうバックボーンを全く語っていないので、かなり難解な映画へと変わってしまった。
正直、記憶に残っているのはシラスセルフ鞭打ちシーンと山と谷の話だけだ。それくらい記憶に残らない映画になってしまった。
前田さんの場合スピードを早くしすぎたせいでテンポはいい代わりにストーリーを置き去りにしていると言うのだ。
確かに1分で状況がかなり変わる映画ではあった。
そして前田さんは原作を読破しているのか原作との比較などを書いている。正直、原作を読んだほうが良いと遠回しに言っている。
ここまで僕のレビューと同意見になるとは考えていなかった。
スピード
これは映画ダ・ヴィンチ・コード最大にして最悪の欠点である。それは前田さんのレビューにも現れている。
猛烈なテンポで先へ先へと行ってしまう。はい次、これ見たらハイ次、次はこれ見てその次はこっち、ってな具合である。観客にはドラマの余韻を味わう時間も、新説をかみ締める時間もまったく用意されていない。
その通りで大宮駅を通り過ぎたら仙台駅までノンストップの東北新幹線並に展開が早い。
特に後半は主人公達が何故か無罪になっていたり急にシラスと司教が殺されたりするなどスピードがかなり速くなってしまっている。元々テンポが速すぎる映画ではあるが終盤になるにつれ速くなっていく映画は初めてである。
正直2時間じゃ足りないと感じていたので前半3時間、後半3時間の6時間でやっと足りるんじゃないか?とは疑問を持っていた。なぜ前後編にしなかったのか?
そんなスピード感がありすぎる映画を前田さんはこう例えている。
まるでアクセル全開で突っ走る暴走バスのような映画で、ひとつカーブを曲がるたびに、お客さんは次々と振り落とされていく。開始30分の時点で車内になんとか残っているのは、原作をしっかり読んで予習してきた人と、元々キリスト教や聖書、秘密結社といった分野に強い人だけだ。
そう、そんな映画である。僕は東南アジアのバスとかもレビュー出来ると信じているのでどうにかカーブになってもしがみついた人である。
得た結論は二度と乗りたくないが正解だった。
原作
前田さんは原作を読んだ人なので原作との比較もできている。
原作ではダイイングメッセージ、聖遺物、聖杯が重要であるらしい。そんなfateや原神、名探偵コナンみたいな作品だとは考えていなかった。
そんな重要な魅力を全く表現できていないそうだ。
前田さんがそう考えたのは以下の理由である。
物語を省略せずに、ご丁寧に全部トレースしているものだから、上映時間が150分もあってもまったく足りず
なんと物語を省略していないのだ。確かにゆるキャンやトリリオンゲームのドラマでは省略されていたり変更されているシーンがあるがダ・ヴィンチ・コードにはまるっきり無い。
しかしあるシーンをカットしている。それが霧の中でシラスが祈っているシーンだ。
字面を見ただけでかなり幻想的なシーンだと頭の中で想像する。ただそんなシーンは全く無い。映画では省略されているからだ。
それは大悪手であろう。簡単に言えばトリリオンゲームのドラマでセクチャン予選の最終問題をカットしたような愚行である。
これはとても重要なシーンであった。長いエントリーネームの伏線でもあったので。
原作の批評
怒り足りなかったのか怒りは原作にも飛び火している。
原作はそもそもトンデモ説を元にした娯楽作品らしい。そう。これはそもそもフィクションみたいなものである。
つまりキリスト教を舞台にしたモキュメンタリーだと前田さんは言っている。
そして原作が人気になった理由もローマ法王が否定したから話題になったというカリギュラ効果が働いたと考えている。
そしてダ・ヴィンチ・コードの良い点はトンデモ説を本当のように演出したって言うことだ。
つまりMMR的な小説だと語っている。しかし映画になったらそんな魅力を失った映画だと言っている。ある程度の思考力がある大人がこんなトンデモ説を受け入れるのはおかしいと断言している。
これは僕も少し感じていた。あれ?この人達、騙されちゃうんじゃないか?と。
確かに主人公のロバートは最初は否定派だった。
ただ徐々に受け入れていくのは変に感じてしまった。そんなヤワな人ではないだろう。
総評
ダ・ヴィンチ・コードのレビューであった。僕も前にレビューしたことがある作品なので原作を読んだ人からみた作品批評は新鮮であった。
そこでテンポの早さと詰め込めすぎという新しい問題点を発掘した。
他の人の映画批評を見るのはそういった点でも楽しい。
前田さんは最後にこの言葉で締めている。
とくに、原作を読んでいない者や、キリスト教の陰謀説、秘密結社その他に興味がない人にとっては、かなりキツい1本である。お気をつけのほどを。
僕は前提知識ゼロかつレビュアー根性で見たがキツイ映画であった。
とにかく映画として成り立ってないなとは感じていた。