映画
映画名:劇場版ポケットモンスター ルギア爆誕
ジャンル:SF アクション
備 考:Prime Videoで視聴
一言感想
同じ社会派系だけど前作と違いポケモンの知識は必要
感想
1999年に公開された劇場版ポケットモンスター。
オレンジ諸島で起きた天変地異をサトシが解決する話である。
前作のミュウツーの逆襲と異なりポケモンの知識は必要になっている。特に伝説のポケモンの知識は入っていないと理解するのが難しい。
とは言っても伝えたいことは社会派ではある。前作がクローン問題なら今作は環境問題と乱獲を伝えたいのだろう。
ポケモン色が強くなった社会派作品である。
ポケモン
ルギア、ファイヤー、サンダー、フリーザーについて説明する。
これらはポケモンであるが伝説のポケモンという特殊なポケモンである。簡単に言えば入手するのが難しいポケモンのことである。
本作は伝説のポケモンである3羽とルギアについての映画である。
実は赤緑系列で3羽がなぜ伝説かは語られていない。3羽が伝説である理由を強調するための映画だと考えて良い。
ただ普通の3羽と違いオレンジ諸島の3羽は特殊な個体である。なので伝説のポケモンなのに複数個体がいるという矛盾している事にはなっている。
そしてルギアは前作のトゲピーのようにサプライズ登場した伝説のポケモンである。出てくるのは同年に発売した金銀クリスタルである。
作中の通り海の神様というポセイドンみたいな立ち位置のポケモンで羽ばたくだけで嵐が40日続くという神話みたいなポケモンである。
本来は映画限定のポケモンだったが金銀に逆輸入。銀のソフトやオープニングに登場する。
となるとホウオウはルギア以降に生まれたポケモンなのかと推測していたが実際はホウオウの方が登場は早い。
つまりルギアとホウオウは偶然の組み合わせであった。対になる関係ができたのでゲームフリークはさぞ嬉しかっただろう。
ただ名前のアンバランス感が強い。方や鳳凰、方やオリジナルの名前なので。
ゲームフリーク側も四霊(鳳凰、霊亀、麒麟、応龍のこと)から取りたかったはずである。
キャラクター
実は本作にタケシはいない。代わりにケンジがいる。
アニメ上の理由としてはオレンジ諸島の研究所でタケシが離脱したからだ。
制作側の理由としては糸目のタケシは海外で受け入れられないからという理不尽な理由であるが。
しかし海外でもタケシの人気は思った以上に凄かったのかオレンジ諸島以降は再登板。ケンジはオレンジ諸島だけのキャラクターになった。
そして今作の悪役はジラルダンである。ジラル団ではなくジラルダンという名前の人だ。
ポケモントレーナーではなくポケモンコレクターである。というか本作は純粋なトレーナーはサトシとカスミしかいない。
ケンジも実はポケモンウォッチャーである。トレーナーではない。
バトル
ポケモンといえばバトルである。現に前作でもポケモンバトルはしていた。
ただジラルダンはコレクターなのでポケモンバトルは全く無い。どころかサトシ一行はジラルダンと対峙しない。
劇場版ポケモンどころか映画でも珍しい全く悪役と戦わない作品なのである。
ジラルダンは過程で制裁される感じになっている。ただライトなものであるが。
声優
ヤドキングの声優は浜田雅功さんである。俳優としての出演なので濱田雅功名義だ。
今でこそお笑い界のドンのイメージが強いが1990年代は俳優としても活動していた。
演技も一定の評価があり声優としても上手い。本作は関西弁も封印して演技している。何をやっても声は浜田さんなのを除けば。
今作の悪役、ジラルダンを演じたのは鹿賀丈史さんである。有名な作品は結構あるが一番有名なのはドラマではない。
バラエティ番組の料理の鉄人である。勿論シェフではなく司会であるが。有名なのはテーマ食材の読み上げの迫力である。
そっちの方が有名な人である。
ケンジの声優は関智一さんである。機動武闘伝Gガンダムのドモン・カッシュや水田わさびドラえもんのスネ夫などで有名な声優である。
知っている声が関智一さんの中でも異端であるスネ夫しか知らないので初々しいかどうかは分からない。
総評
前作のアクション要素が増えたポケモンであった。
ただ前作のミュウツーの逆襲はポケモンを知らなくても楽しめたが今作はポケモンを知らないと楽しめない出来にはなっている。
そしてポケモンファンから見ればバトルを全くと言っていいほどしないので消化不良な映画だろう。
金銀が発売された次回も伝説のポケモンの話であるがフォーカスされるのは一般ポケモンである。
珍しい映画である。