ゲーム
タイトル:ピクトさんをさがせ!5 ピクトニャン編
ジャンル:脱出ゲーム
公 開:脱出ゲーム大百科
一言感想
結構凝った謎解きが多い 中々続編が出なかった新キャラ
感想
「ピクトさんシリーズ」の5作目
今回は「ピクトニャン」という新しいキャラクターが登場する。
「自宅でキットを買って謎解きをする」というスタイルだが謎は家のものを使う事が多い。
特に「ある謎」は家のものをフルで活用するので壊しそうでハラハラした。
そして今作は反射神経も必要なスピード系ピクトさんはいない。
一応、逃げてもコケたり、猫に隠れてるピクトニャンも猫が遅いのでクリックに時間はかからないだろう。
未来予知!?
これが作られた2009年はネット上での脱出ゲームは多いがリアル脱出ゲームは黎明期な上、自宅で謎解きキットを買うとかは全く無い。
リアル脱出ゲームが流行り2020年のコロナ禍の外出自粛で会場が使えなく巣ごもり需要が増えた時にSCRAPのようなリアル脱出ゲーム大手が「オンライン会議ソフトを使い自宅で謎解きを出来るキット」を販売した。
もちろんドアロックとかは無いが自宅で出来る謎解きという点では未来予知をしている。
それよりも「謎解きが自宅で出来る」という発想の時点で凄い。
クリックポイント
今回はダミーのクリックポイントは無くなり全てが必須のクリックポイントになった。
そしてクリックポイントもシンプルで分かりやすい。
物入れの1つだけ分かりづらい画面転換ポイントがあるが、これは「物入れよくある謎」が何かを知っているとクリックポイントが分かりやすい。
さらに珍しいのは家の隅やベッドの下、物入れ除く家具の端や下に全くクリックポイントが無いことだ。普通の脱出ゲームでは端や下にアイテムを隠していることが多い。
ただしこのゲームはそういったポイントが全く無い。アイテムやピクトニャンを物陰に隠すことなく全て家具の中や拡大ポイントで使っている。
今回は「2回調べる必要があるポイント」もある。これは脱出ゲームでも珍しいポイントである。
謎解き
謎解きは2つある。「電気を消して光っている色のボタンを電気をつけて同じ場所を指定の順番に押す」のと「時計のピクトニャンの取り方」である。
前者は脱出ゲームあるあるなので結構簡単である。しかし拡大はしないのでカンで何処かを当てる必要がある。
後者はアイテムを3つ使って「重り」を作る。それを使えばいいだけだが前者の謎を解いていないとピクトニャンが取れない。
これは謎解きに関係ないが「陶器の貯金箱」を使うので重いし割る可能性があるので怖い。
しかも主人公は女性っぽいので貯金箱を落としそうなのも不安になる。
難易度
難易度は低い方である。そもそもピクトさんシリーズは「初心者でも楽々解ける」という感じのスタンスに見える。
今回は「脱出ゲームの基礎知識」さえあれば普通に脱出が出来る。
というより脱出ゲームの基礎の家具の端や下にクリックポイントがあるという事も無いので初心者にとって優しいゲームである。
総評
初期の方のピクトさんの中でも家具や家の隅とかにアイテムやピクトさんが居ないので物凄い分かりやすいので初心者におすすめのゲームである。
未来予測もしているので一度やってみてほしい。
因みにピクトニャンはキャラを作ったはいいが、その後は全く登場せず、いくつかシリーズが進んだ時に再登場するがそれっきりである。
ピクトさんシリーズはピクトさんというキャラが居るので派生キャラクターであるピクトニャンを使わなくてもいいという判断になったのであろう。
せっかくキャラを作ったのに勿体ないが。