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アニメ話数レビュー10 ぼっち・ざ・ろっく!10話 アフターダーク

アニメ

アニメ:ぼっち・ざ・ろっく!

話 名:アフターダーク

備 考:Prime Videoで視聴

一言感想

今回は学祭と廣井きくりのライブに行く話 もう一つ成長

感想

「ぼっち・ざ・ろっく!」の10話。今回は「学祭に出演を決める」のと「廣井きくりのバンドSICK HACK」へ行く回である。

学園祭で結束バンドで出演するか悩むが喜多郁代が勝手に出してしまう。そして救世主である廣井きくりがぼっちのライブハウスへ行く。

規模も全然違うライブハウスに行きバンドの演奏を聞き廣井に励まされる回である。

ここでSICK HACKが「サイケデリック・ロック」バンドだと分かる。

今回のMVPは「廣井きくり」と「喜多郁代」である。特に廣井は酔っ払いだが、ぼっちのネガティブ思考を良い方に変えてくれる。

もし金沢八景に廣井きくりが居なかったらぼっちはただのチケットも売れない物凄い根暗の子になってたであろう。

声優

廣井きくりと同じバンドメンバーの名前は下の名前だけで本名が分かるのはスタッフロールである。

ドラムの岩下志麻の声優は「河瀬茉希」さんである。ゾンビランドサガの紺野純子役で有名である。

ギターの清水イライザの声優は「天城サリー」さんという新人である。夜のクラゲは泳げないにも出ているが役も少なく脇役が多い。

そして「新宿FOLTの店長」の声優は「三浦勝之」さんというこちらも新人である。白猫プロジェクトの役を少々やっているくらいである。

ふと思ったのは「このアニメって顔でてる脇役でも新人声優を使うんだな」ということである。

伊地知星歌や廣井きくりの声優はかなり有名であり、こういう人選からベテランの演技を積んでいる人がこのアニメでは脇役をするのかなって思っていた。

元ネタ

「新宿FOLT」の元ネタは「新宿LOFT」であろう。

かなり老舗のライブハウスであり音楽好きの間では知らない人はいないだろう。

P-MODELも80年代までよく使っていたライブハウスであり平沢さんが「踊れー!」と言って大騒動を起こしたライブハウスでもある*1

90年代以降はキャパが超えるのか「渋谷公会堂」や「渋谷CLUB QUATTRO」のような大きいホールや「日比谷野外音楽堂」のような野外が中心になる。

政治に興味ある人やサブカル好きな人は知っているトークライブの会場で有名な「新宿ロフトプラスワン」というのがあるがこれは「同じ代表による別のライブハウス」である。

いわゆる姉妹ライブハウスである。

3つのB

虹夏が「彼氏にしちゃいけない3つのB」を「ベーシスト、ベーシスト、ベーシスト」って言うが実際は「バンドマン、美容師、バーテンダー」である。

なので結束バンド全員が含まれる事になる。

そして何故か虹夏は(山田しか知らないので当然だが)ベーシストに悪意があるように見えるがP-MODELの歴代ベーシストを見ると

  • ネガティブ思考な所はあるがなんやかんやで一番の常識人である秋山勝彦
  • P-MODELのメンバーは音楽業界に残る人も多い中でレコードショップ店の店長になった菊池達也
  • 専門学校の講師であり音楽に関する本を何冊か出版している京大卒の横川理彦
  • ライブは変だが意外と話は普通な中野テルヲ

と「しっかり目の人」が多い。これは「平沢進が変人」なのもあるが。

奇行

今回は控えめである。ぼっちが夢を見たり2回気絶するだけである。

1回目は頭を打って気絶。2回目は喜多が文化祭の出演予定の紙を勝手に出してしまい気絶して棺桶の中に入ってしまう。

そしてもう一人の奇人である廣井きくりも酒ねだりをしたり、壁を殴って弁償されるだけである。

あとは3人がちょっとだけ変なボケをしたり新宿FOLTの店長の怖い顔と可愛い性格のギャップで驚くだけである。

そして大体変になる実写シーンもない。なので今回は「シリアス回」と「成長回」という認識で良いのかもしれない。

総評

前回のギャグ回とは全く違い今回は奇行が抑えめである。

むしろ棺桶のシーンくらいで、これが浮くくらい今回は奇行をしていない。

そしてぼっちはジャージの中に制服ではなく赤い服を着ていることが判明する。

制服の学生が多いので特例なのか制服がない高校だが大多数の人が制服で通う学校なのかは不明である。

*1:ONE PATTERN TOUR 夜の部