ゲーム
タイトル:だれでもアソビ大全
ジャンル:ボードゲーム
対応機種:DS
発 売:任天堂
一言感想
アソビ大全っていうよりトランプゲーム大全 意外な得意分野が分かった
感想
アソビ大全シリーズの1作目。
アソビ大全といえば「複数のボードゲームをまとめた先駆者」だと思っている。
アソビ大全が出る前はオセロはオセロ、将棋は将棋という感じで単品でゲームを売っていた。トランプゲームも1つのゲームに数種類あるだけだ。
今でも単品ゲームを販売しているところが多いが理由は単純で「様々なボードゲームに使うAIを考えるのが難しい」からだろう。
ただ、このゲームはそんな難しい物を全て作った。オセロ、将棋、トランプ全部できるのである。
そしてAI自体も極端に弱かったり強かったりすることはせず普通である。技術力が凄いの一言である。
種類
ゲームは一通り揃っている。伝統的なゲームから海外のボードゲーム、ボウリングのようなスポーツ系のゲーム、さらにはゲームならではのパーティーゲームもある。
ただ、カードゲームの占める数が多い。
内訳はこうである。
とカードゲームが断然多い。
トランプゲームは七並べ、ポーカー、ブラックジャックのような定番ゲームから、ゴニンカン、スローモー、ナップのようなマイナーなゲームまで揃っている。
特にゴニンカンは青森の津軽地方でしか遊ばれていないようなマイナーゲームである。そしてトリックテイキング系のゲームは皆知らないようなゲームが多い。
僕が唯一知っていたのはQuizKnockでふくらPさんがグランドスラム達成のためにやっていたコントラクトブリッジだけである。
遊べるモード
モードは3つある。フリープレイ、スタンプラリー、チャレンジである。最初は「スタンプラリー」をオススメする。
スタンプラリーだが物凄い親切設計で負けてもスタンプ1つ貰える。そしてスタンプラリーをしないと開放されないゲームも多い。
そしてフリープレイは色々なゲームやルール設定ができる。因みにこのルールがスタンプラリーでは厄介な事になるゲームがある。
それは大富豪である。皆知ってる8切りがデフォルトでオフになっている。なので最初にやった時は本当に困惑した。
8切りくらいは標準でオンにしてほしかった。
最後のチャレンジだが、これは「難しいお題をチャレンジしてクリアする」ゲームである。
結構難しく「CPU相手にダウト5回成功」とか「ホールインワン達成」とかである。
しかしリターンがアイコン解除とBGM解除である。チートとかではないのでがっかりはする。
意外な得意分野
トリックテイキング系のゲームをスタンプラリーでやっていたら意外な得意分野が分かった。
それは「トリックテイキング系のゲームにめっぽう強い」ということである。ルールが分かったら後は使いまわしという点もあるが強い。
ここまで強いとは思わなかったが、これで調子に乗ってギャンブルにのめり込んだら大変な事になるのは目に見えている。
ただ感情を表に出しすぎてしまうので実戦向きではない。
時間
このゲームは物凄い時間がかかるゲームが多い。
トリックテイキング系のゲーム、クロンダイク、双六、将棋、チェス、バックギャモン、花札はかなり時間が掛かる。
作戦次第では短期決着を目指すことも出来るが、それでも時間が掛かる。
特にバックギャモンは変則的な双六でふりだしに戻る事が多いゲームなので時間が掛かる。
なので時間に余裕がある時にやったほうがいい。
総評
ボードゲームのゲームソフトは今でもオセロや将棋単品のゲームが多いが、これは質と量を両立させた凄いゲームである。
さらにマイナーなバックギャモンやゴニンカンのようなゲームも幅広く収録している。
こういう多数収録系のゲームはCPUの質が悪いが、このゲームはCPUの質も良い。
なんと、このゲームは任天堂開発ではなくアジェンダという会社が開発している。
なので任天堂は外注して発売しただけである。ただ物凄い技術を持っている会社である。