アニメ
アニメ:ガールズバンドクライ
話 名:もしも君が泣くならば
備 考:Prime Videoで視聴
一言感想
大きい衝突と過去編 2Dと3Dの使い分けが上手い そして思い
感想
「ガールズバンドクライ」の第8話。今回は「衝突の解決」と「仁菜と桃香の思い」、そして「2人の過去」である。
今回は「タイトルの回収」である。6話あたりから表面化してきた「2人の大きな衝撃」だが今回は思いをぶつけることでやっと解決する。
「ぼっち・ざ・ろっく!」が成長のアニメならこれは「過去に縛られないで前を向くアニメ」である。
今回は2人の思いがぶつかったおかげで感動した。意外にも過去に縛られていたのは桃香の方であった。
やりたいこと
話で「ダイヤモンドダストはやりたいことが出来なくなった」という話があるが僕が聞くミュージシャンは珍しく大体「やりたいことをやっている」のである。
パターンで言えば
- やりたいことをやるためにインディーズに行った人(平沢進など)
- メジャーデビューしているが、やりたい放題していた人(電気グルーヴなど)
- 一通りやりたいことをやって解散した人(SOFT BALLETなど)
ただ一つ「やりたいことが出来なくなったと感じた」ミュージシャンがいる。それが「Daft Punk」である。
Human After Allまではやりたいことをやっていた感じがするがRandom Access Memoryは正直やりたいことが出来なくなっているように感じた。
有名になりすぎた功罪なのかゲスト・ミュージシャンを沢山呼んでいる。
今まで2人で作っていたのが急に何十人と集まって作ったのは衝撃である。そして、このアルバムが最後で2021年に解散した。
「やりたいことが出来なくなった」のかは不明だが、そんな感じもしている。
表現
このアニメは2Dと3Dの使い分けが上手い。主人公の仁菜の過去は3Dだが桃香の過去は2Dである。
これは「美化された過去」ということなんだろう。そして立ち止まっているという感じにも見える。
仁菜の過去が3Dなのは「思い出したくない過去」であるからだろう。
こうやって使い分けが出来ているハイブリッドアニメである。
衝突の解決
当然ながら「目標」で揉めている。しかも前回「退路を断つために学校を辞める」と宣言してしまった。
そして桃香と仁菜が喧嘩するくらいぶつかってしまう。
しかも仁菜は通帳や仕送りを拒否してバイトを始めるくらいである。
ただ今回はステージに行き相当まっすぐに本心でぶつかっている。
その結果、一番の大きな衝突が解決した。さらにアニメのタイトルを回収した。
3話使って、ここまで揉めるとは思わなかった。
総評
今回は「二人の思いを語る回」である。このアニメは2Dと3Dのハイブリッドアニメという特性を活かしている。
仁菜よりも「河原木桃香」の回である。
そして熱い思いを語ったことにより2人の仲が深まったような気がする。
さらに2人はダイヤモンドダストと直接会う。次回からはまとまったバンドになるのか?