動画
動画名:Me at the zoo
投稿者:jawed
一言感想
YouTubeに現存している最古の動画 単なる普通の動画ではない。
感想
サンディエゴ動物園の象の前でジョードが象の紹介をしている動画である。
ジョードが誰なのかは後述する。
背景がなければジョードがダダ滑りしている動画ではあるがこれが凄いのは2005年4月24日に投稿されているっていう事である。
あと21日すれば20周年という凄い動画である。ただこの動画の凄さはここで終わらない。もっと凄い事をやっているからだ。
因みに僕はこれが最古のレビュー動画だと思っている。象を見て感想を言っている。広く見ればこれもレビューだろう。
時代と日付
2005年4月24日というのは実はYouTubeのサービス前である。
以前、百味ビーンズの記事でこんな事を書いたのを覚えているだろうか?
2005年2月15日にサービス開始
実はこれはサービス開始ではなく会社立ち上げの日付であった。
さらに言うと5月までは非公開のサイトであった。
5月以降にβ版が公開されているので4月なのは従業員か創業者しか出来ない。
ニコニコ動画の現存する最古の動画である「レッツゴー!陰陽師」もサービス開始直後である。
これはテスト用の動画だと分かる。というか普通に消し忘れであろう。
投稿者「ジョード・カリム」
では投稿者のジョードという人は何なのか?
実はYouTubeの創業者の一人である。
ジョードことジョード・カリム。バングラデシュの血を引くドイツ人である。
彼は家族と共にアメリカへ移住してイリノイ大学を卒業後、PayPalの社員として働く。
そして同じPayPalの社員だったチャド・ハーリーとスティーブ・チェンに出会いYouTubeのアイデアをひらめいてYouTubeを作った。
ここまでは単純な彼の経歴である。
面白いのは彼のことを全部聞いていたらYouTubeはマッチングサイトになっていた可能性がある。
実はカリムはプロフィール動画で異性を求められるマッチングサイトとしての方向性を目指していた。
ただし色々あってその方向性は無くなり今の感じへとなった。
そして3人はYouTubeを作ったが1年くらいでGoogleに買収される。理由としてはサーバーの維持が難しいからである。
なので敵対的な買収ではない。お互い友好的な買収である。
ロックな男 ジョード・カリム
ただカリムの凄いところはここからである。実は彼はYouTubeをGoogleに買収された後も活動している。Me at the zooを使って。
ここからがロックなところである。YouTubeのアカウントとGoogle+との連携が必須になった時は批判する内容を概要欄に書いていた。
さらにサンディエゴ動物園がコメントを発表したときは固定している。最近の機能も使える人である。
今はマイクロプラスチックの危険性を訴える動画を概要欄に貼っている。
かなりメッセージ性のあることをする。創業者の中では一番ロックである。
総評
「ただの動物園で撮った動画」だが実際は「YouTubeのテスト用動画」だ。
しかし消し忘れかチュートリアルの動画か水増しかは不明だが、これが世界最古のYouTube動画である。
因みに世界最古のYouTube動画に投稿された世界最古のコメントは不明である。これを見つけるのは至難の業である。
因みにチャドが一番YouTubeのCEOとして長く携わっていたが、2010年に退任。今はスタートアップ企業の講演とかをしている。