アニメ
アニメ:PUI PUI モルカー(シーズン1)
話 名:ゾンビとランチ
備 考:Prime Videoで視聴
一言感想
急に世界が変わる 子供向けと監督のやりたいことのせめぎ合い
感想
「PUI PUI モルカー」の6話。
今回は「ゾンビとモルカーしか生き残らなかった世界」の話である。
今まで栄えている町で日常の話だったのに急にゾンビが出てくる。
さらに舞台も砂漠化が進んでいるので人類が滅亡している。
今回は衝撃的な終わり方をする。今まで平和的だったのに..
せめぎ合い
今回は「子供向け」と「監督のやりたいこと」のせめぎ合いに感じられた。
監督のやりたいことはアクションだと分かる。
子供向けアニメなら普通、武装したモルカーとか血みどろのゾンビとか普通に出さない。
現にもう一回モルカーが活躍するアクション回がある。
しかし、このアニメは子供向けのストップモーションアニメである。
いわば「ひつじのショーン」と同じ程度で済ませないといけない。
どうにか「子供向け」と「監督のやりたいこと」の中間を見つけたように思える。
パロディ
今回は全体的に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のパロディである。
砂漠だけの風景、武装したモルカーの形など、これも見里監督の映画好きが分かる。
ただ違うのは今回はゾンビなのに対してマッドマックスは普通の人間である。
しかし普通の人間を出してしまうと子供向けではなくなってしまうので折衷案としてのゾンビである。
やっぱり監督はアクション映画が好きなんだなと実感する。もしかしたらストップモーションアニメの監督ではなくアクション映画が専門の監督になっていた可能性もある。
学べる回かと思ったら
今回は「取り合いせずに分けよう」的な話かと思いきや最後の最後で裏切られた。
途中、平和の象徴として鳩も出てくるので平和的な終わり方かなと思ったら急展開が起きてしまった。
超がつくほどバッドエンドであろう。
総評
6話目はゾンビの話である。
本当は人間を出したかったのかもしれない。ただゾンビのお陰で衝撃的な終わり方になってしまった。
因みにゾンビはこの後も登場する。しかし今回と同車種なのか違う車種なのかは不明である。
次回は「学びのあるモルカー」ではある。新しいモルカーも登場する。