ゲーム
タイトル:ドラゴンクエストII 悪霊の神々
ジャンル:RPG
対応機種:FC,MSX,SFC,GB,Wii,Android,iOS,PS4,3DS,Switch
発 売:エニックス
備 考: FC版をプレイ
一言感想
とにかく難しいけど孤独な旅じゃない そしてパーティーの名前がふざけすぎ
感想
ドラゴンクエストシリーズの2作目。今回からパーティーという概念が加わる。
そして敵も複数出る。さらに装備という概念も生まれるので、ここから近代的なドラクエに変わる。
ただルーラが最後に復活の呪文を聞いた場所限定な上パーティーは4人ではなく3人なので、そこは初代に近い。
問題は難易度である。敵が物凄く強い上、硬いのでレベル上げが必須なゲームである。
そのため、このゲームの攻略に1ヶ月以上もかかったのである。
個人的に引っ掛かった所は主人公が魔法を全く使えない点である。
なので回復やルーラやリレミトなどは他のパーティーに任せるしかない。
力だけある頼りない主人公である。
ストーリー
前作から100年後の話でハーゴンから国を守る為に3人のロトの血を引くものが立ち上がった。
ドラクエシリーズ全般に言えるが実は姫を助けるストーリーは少ない。
前作は途中で助けていたが今作は姫は全く出てこない。ムーンブルクのパーティーは王女である。
姫を助けるのは8だけである。
逆に特別な物を集めて世界を救う系がドラクエでは半分を占める(他のRPGもそうだが)。
そしてドラクエは王家の血筋の主人公が多い。
立場的に平民の主人公は意外と登場するが大体は王家の血筋を隠された主人公である。
平民が大多数を占め15でやっと王族が登場するFFシリーズと違うところである。
敵
今作は敵が物凄く硬い上に攻撃力が強い。これが序盤から終盤にかけてなので結構しんどい。
終盤になると普通にザラキ(即死魔法)やメガンテ(自爆魔法)を使う敵が出てくる。
そのためレベル上げしても全滅が避けられない事が多々ある。
FC版だとサマルトリアの王子は武器が全く装備できないので序盤の装備で頑張るしかない。
サマルトリアの王子の良いところは物理攻撃も魔法攻撃もそれなりにできるっていう利点なのに中盤以降は両立が難しい。
SFC版では改良されているためマシであるが、FC版は地獄である。
ここまで見るとSFCの方が良さそうであるがFC版の良いところはある所に出てくる敵が弱い所とラスボスが弱い所である。
前者はSFC版以降だと最高ランクの雑魚敵が出てくるが、FC版ではランクダウンした敵が出てくる。
そして後者はSFC版だと1000以上HPがあるがFC版だと200程度しかない。
なのでアッサリとボスは倒せる。
パーティー
パーティーは3人である。ローレシアの王子、サマルトリアの王子、ムーンブルクの王女である。
なぜ名前が「〇〇の〇〇」なのかというと主人公(ローレシアの王子)の名前次第でパーティーの名前も変わるからだ。
そのため主人公の名前が変わるとパーティーの名前も変わる。
僕はローレシアの王子に「すみす」という名前をつけた。
その場合、パーティーはこうなる。
というちょっとふざけた名前になる。
特にサマルトリアの王子は「すけさん」なのでムーンブルクの王女は「かくさん」になるのかと思ったらプリンなので安心した。
でも「オスとメスでペットの名前の雰囲気が全然違う飼い主」みたいにはなってしまった。
ワールド
前作は地上だけの旅だったが今回は新しい乗り物として船が登場した。
船であるが初代FFをやった後だと遅く感じる。エニックスにナーシャ・ジベリはいないので当然だが。
初代FFの船は意外とスピードもあった。DQ2は等速スピードである。
そして世界地図もない。FFでは序盤に裏技風にワールドマップを確認できる。
DQ2では世界地図がないため当てずっぽうで世界を彷徨わないといけない。
これもFC版限定でありSFC版では世界地図を手に入れられ修正されている。
総評
ドラクエ2作目だが結構、難しい。色々と調べてみるとテストプレイ不足が理由の1つとして上げられていた。
どうやら中間中間でテストプレイでしているが通しでテストプレイはしていないらしい。
しかし難しいゲームだから達成感は物凄いある。
因みにこのゲームで復活の呪文は廃止される。次回からは冒険の書というシリーズ慣例のシステムになる。
理由としては単純に復活の呪文が肥大化しているからであろう。現に今作の復活の呪文は長すぎる。
しかもどこが間違っているのかも分かりづらい。
今は予言があたった!的な使われ方もしているが実際は単純なシステムなので意外と作れる。
そして次回で1つのストーリーが完結する。