テレビ番組
タイトル:ミッドナイト寄席
備 考:Prime Videoで視聴
一言感想
今や人気講談師の下積み時代 講談の入門編
感想
ミッドナイト寄席の第一回の2人目で今度は講談師である。
神田松之丞と聞いて分からない人もいると思うが神田伯山さんの襲名前の名前である。
初っ端から只者ではないと言っているがその通りで消えゆく伝統芸能ではあった講談を復興させ講談ブームを引き起こした張本人である。
しかも人気になる1年前の出来事であり珍しい下積み時代のテレビ出演である。
この頃は無名の若手講談師である。さらに言えば沈みゆく船に乗った若手である。
人気になった理由が分かる。とにかく喋りが上手い。ここまで喋りが上手いと惹きつけられる。
講談の真髄を見た気がする。
そして講談というものの入門編にも感じる。分かりやすく説明してくれる。
講談
まずは講談というものを知っておかないといけない。
講談というのは小さな机を扇で叩きながら読み物を読み上げる伝統芸能である。
ただ講談だけで稼げる人はごく少数であり、とくに女性講談師は声優兼講談師の人も多い。
実は神田伯山さんが講談ブームに火を付ける前に活躍した講談師がいる。3代目神田山陽さんである。
?って人もいると思うが「にほんごであそぼ」を知っている人ならメガネを掛けた坊主のおじさんで通じるだろう。
この人も講談師である。
ただ有名になったのは神田山陽という名前だけで講談そのものは有名にはならなかった。
神田松之丞(現・6代目神田伯山)
3代目神田山陽さんでも講談を広めるのが難しい事だったが広めることに成功したのが神田松之丞、現在の6代目神田伯山である。
彼が注目されるようになったのは2017年である。
ラジオ番組で火がつき講談が人気になった。そこから講談ブームが起き若者が神田松之丞さんの講談を聞きに行くという面白い現象がおきた。
2020年に神田伯山を襲名した。正直、人間国宝レベルの偉業を成している人である。
勿論声もいいのでナレーションしている番組もありドラマではアトムの童でナレーションをする。
消えゆく伝統芸能に火を付けた天才若手講談師である。
総評
人気講談師が火が付く前の珍しい下積み時代の一席である。
因みに講談にも流派があり今回は神田派(山陽一門)の講談師である。もう一つ有名な流派として一龍斎派がいる。
こっちは声優兼講談師が3人いる。そして1人がミッドナイト寄席に登場する。
神田伯山と同じく日曜劇場に登場する。ヒントは合成音声である。
因みに次は落語家である。同じく襲名済みの落語家だ。