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VSTiレビュー1 KusoSynth

VST

 名前:KusoSynth

 作者:g200kg

リンク:https://www.g200kg.com/jp/software/kusosynth.html

一言感想

自ら「クソゲー」と言ってるゲームみたい

感想

「コメントしづらい出来」である。

真面目に「だめなもの」作ってるのは分かる。

しかし、パラメーターが丁寧すぎる。

「クソシンセ」と言いながら、ただの「変なパラメーターがあるシンセ」である。

因みに本人もその自覚があり、

そもそも単なるネタシンセだった

だと言ってるが、あれこれパラメーターを足した結果こうなったらしい。

なら、「アップデートしてないver」も欲しかった。

パラメーター

目を引くのが「ToneMorph」と「kuso」である

ToneMorph

x1からx6までの倍音構成を設定します。 上段がPEAK値、下段がベース値になり、 この2つの倍音構成の間でMorph ENVで設定したエンベロープを使って変化します。

少々分かりづらいが、端的に言うと「音色を変える」って事だ。

オルガンのドローバーみたいな事だと思う

KUSO

KUSO:くそな感じになります

何が言いたいのか分かりづらいが、これは「引いた音階がランダムに選ばれる」っぽい。 そして、値が大きいほど音階のランダム具合が大きくなる

総評

このVSTは役に立たなそうだが、KUSOをオフにすると結構使える。

ただしKUSOを使うと一気に崩壊する。

現代音楽の方向で行きたいなら

ジョン・ケージの「偶然性の音楽」に通じるところもあるので

KUSOを使うことをおすすめする。