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VSTレビュー7 Classic Delay

VST

 名前:Classic Delay

 開発:KJAERHUS AUDIO

リンク

一言感想

無料で昔のVSTだが侮るなかれ

感想

KJAERHUS AUDIOが開発したClassicシリーズのDelay。

その名の通りディレイ・エフェクトだが、かなり高品質な出来である。

なぜこれを無料配布したのかと疑うくらいには。

テンポに合わせたディレイは普通にできる上、テープ、アナログ、デジタルとディレイの種類を選べる。

さらにピンポンディレイもこれは標準搭載している。

ただし32bitVSTな上サイトがリンク切れなのが難点である。

貼ってあるリンクからダウンロードするしかないがバグってるせいで使いづらい。

ダウンロードする方法は

  1. SHOW ALLをクリック
  2. お目当てのDLLをダウンロード

という感じである。因みにTorrentを使うと楽であるが使い方はかなり分かりやすいので省略する。

ビジュアル

ラックエフェクターを模している。Classicシリーズはペダルエフェクターではなくラックエフェクターを再現しているのでつまみが多い。

ペダルエフェクターのようにシンプルではない反面かなり凝った音作りがしやすい。

なのでこれを欠点として捉えるか利点として捉えるかは人によるかもしれない。

パラメーター

4つのセクションがあるのでそれぞれ詳しく見てみる。

INPUT

これはパンとステレオかモノラルかを選ぶだけである。ボリュームとかのつまみはない。

ただ音の場所を選ぶだけではないということは後々わかるだろう。

DELAY

これはディレイの種類とテンポに合わせたディレイか手動で時間を決めるディレイか選べる。

ディレイの種類は3つから選べるが対して変わらないように思う。

そしてテンポに合わせたディレイの場合は拍子記号で表す必要があるが変拍子も指定できる。

手動で時間を決めるディレイの場合は当然だがtimeのパラメータも調節する必要がある。

FEEDBACK

ディレイの深さを選べる。100%になると無限に残響する。

気になるのはPING PONGというパラメータだが、これを実感するにはINPUTのパンを左右どちらかに振り切った上モノラルにする。

そうすると卓球の試合のような左右から片方ずつ音が聞こえるディレイになる。

これがついているのも珍しい。

SOUND

これはディレイサウンドのクオリティとディレイサウンドにフィルタをかけれる。

フィルタはローパスとハイパスどっちも使える。

VSTどころか実際のエフェクターにもあまりないパラメータである。

OUTPUT

これはディレイと実音のバランスを選んだり音量を調整できる。

どこのエフェクターにもついているので省略する。

総評

かなり高品質で良い音がなるディレイ・エフェクトである。

これが無料で配布されているエフェクターだとは思えない。

ただ正規の配布サイトはリンク切れになってしまいダウンロードも面倒になった。

Classicシリーズは他にも色々なエフェクターがあるので色々と紹介したい。