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アニメ話数レビュー11 ぼっち・ざ・ろっく!11話 十二進法の夕景

アニメ

アニメ:ぼっち・ざ・ろっく!

話 名:十二進法の夕景

備 考:Prime Videoで視聴

一言感想

まとまり始めてネットからリアルへ メンダコぼっちがついに登場

感想

「ぼっち・ざ・ろっく!」の11話。今回は前半が「学祭を楽しみ後藤ひとりのクラスの出し物であるメイド喫茶へ行ったり手伝い」で後半は「学祭で披露する曲の練習をする」回である。

珍しい「全員のメイド服姿や山田リョウの男装姿」が見れる珍しい回である。

今回もバンドとしての活動というより「息抜き回」である。次回、本格的にバンドで演奏するという感じである。

「3Dの謎シーン」が2つある。そしてネットで話題になった「メンダコぼっち」が出てきた。

メンダコが出てくるのが後半中の後半なのが意外だった上、話題になった奇行シーンは後半の話に多いと言う事が分かった。

気付いたこと

実は9,10,11話の前半までは結束バンドとしての演奏シーンや出演シーンが全くない。

「バンドとしての活動」というより「4人が他人から友人になるまでの工程」を見ている感じである。

結束バンドの名の通り「結束」を重視しているように思える。

1~5話では全員が個人行動をしておりまとまりがなく7話でも山田リョウはぼっちの家に行くことがなくレコードディグをしている。

しかし江の島旅行、廣井きくりのバンド、学祭は4人全員で来ており徐々にバンドとしてのまとまりが出てきている。

そしてネットしか居場所がないと言っていたぼっちも「ギターヒーローとしての活動」を忘れるほどにリアルに熱中している。

このアニメが言いたいことは「意外と近くに同志はいるよ」っていう感じにも見える。

スタイル

今回は、ぼっちの容姿がフィーチャーされる。実はジャージに隠れがちだが本人の引きこもりがちな生活とは裏腹にスタイルが良い。

そして水着姿になると結構グラマラスである。山田の言う通り水着姿だったら変な人気は出ると思うが問題はぼっちの「承認欲求が悪化する」所である。

某ピアノチャンネルみたいに徐々に裸に近いサムネになってしまうだろう。なので本人の拒否や虹夏のストップがあって良かった。

これが無かったらギターヒーローが変なチャンネルになるのは目に見えている。

奇行

終盤で畳み掛けるように奇行シーンがかなり多い。

ダーウィンが来た!風のぼっち解説シーン」や「HOT LIMIT風ぼっち」や「逆転裁判風の待って」などパロディシーンが多い。

今回は「3DCGシーン」が2つある。一つはBlenderで作ったようなぼっちが壁をすり抜けて最終的にブロックの塊に当たるシーンとアドトラックが西部劇の舞台のような所を走り回るシーンがある。

どちらもCGだがクオリティが全く違う。前者はBlenderの画面をそのまま写したような感じであり、後者はライティングとかがかなりこだわっている。

何故か「北斗の拳のザコみたいな不良学生」と結束バンド周辺以外の変人も出てくる。因みに不良学生はかなり弱い上、何の説明もないモブである。

「美味しくなる呪文の喜多とぼっちの対比」や「お化け屋敷で幽霊に出会ったときの喜多と虹夏の場合と山田とぼっちの対比」など対比が描かれているシーンが多い。

ぼっちのオー!マイキーのマイキー風の変顔もある。

総評

今回は「ギャグ回」と「成長回」の両立である。

学祭のステージに上るまでは「誰も見に来てくれない」とネガティブになっていたぼっちだが結果は色々な人が見てくれるという感動の展開である。

そして4話ぶりのバンドとしての演奏が見られるのは最終回である。ここまで行くと期待値が凄い。