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アニメ話数レビュー137 はたらく細胞(シーズン1) 11話「熱中症」

アニメ

アニメ:はたらく細胞(シーズン1)

話 名:熱中症

備 考:Prime Videoで視聴

一言感想

為になる熱中症の話 なぜそうなるかを分かれば怖くない

感想

はたらく細胞の11話。

体内が脱水状態になったため活動が鈍い細胞達。ついに体内も意識がなくなって倒れてしまう。

そんな時にセレウス菌が攻めてくるが白血球もほぼ熱中症で戦っているのでいつもと比べて弱い。

絶体絶命の白血球と体内だがピンチを救うのは!?

今回は年々搬送者数が増加している熱中症の話である。夏になるとかなりの話題になるので知らない人はいない。

なぜそうなるかを教えてくれる。今までの中で分かりやすい。

熱中症

前述の通り近年の酷暑によって搬送者数が年々増加している症状である。

さらに令和になってから温度がかなり上昇しているので年々、熱中症について騒がれている。

対策としては帽子や日陰で休んだりエアコンをつけるなどがある。

最近では高齢者や子供の熱中症も取り沙汰される。前者は体温調節機能が鈍感になるからで、後者は体温調節機能が未熟であるからだ。なのでこまめに水分補給を勧める事を忘れないでほしい。

しかし子供は親の不注意によって熱中症になることもある。車内放置は熱中症で死亡する一例である。なので子供が嫌がっても外に出すことが一番であり下車時に注意を怠らない事である。

そしてモルカーでも描かれているがペットも熱中症になる。そのためペットでも気をつけたほうが良い。

近年では水分補給だけでなく塩分補給の重要性も説いている。これは水分だけだと発汗の不足分を補えないから塩分補給も大事である。

ただ補給系は意識があるから出来ることで意識がない今回は無理である。

そこで出てくるのは生理食塩水である。特に有名なのは経口補水液だろう。これは口から補給するもので意識が朦朧状態で飲むもので今回のような最終段階では点滴である。

そして、かなり塩分濃度が高いものなので初期症状の場合はスポーツドリンクを飲んだほうが良い。

セレウス菌

これは熱中症が原因だから出てくるものではない。って言うかこれも食中毒で有名なものである。そう考えると何故このアニメはアニサキス原因のものを寄生虫ではなく食中毒でくくったのか?

それ以上に疑問なのはセレウス菌をわざわざ出す必要があったのか?と言う事である。実はセレウス菌は今回、全くと言っていいほど本筋には関係ない。

セレウス菌のせいでややこしくなっている場面もある。この感じだと熱中症になった時に気をつけるべき細菌と考えてしまう人が出てくるだろう。

実際には食中毒になるタイプの細菌なので食中毒がシーズンの時は気をつけるべき細菌である。

因みにセレウス菌由来の食中毒をチャーハン症候群と呼ばれているがチャーハン以外でもなる。

細胞

今回、凄い暑いせいで細胞達が珍しく半袖だったり脱衣している。

赤血球もジャケットを脱いでタンクトップ姿になっている。

中には半裸になる人もいる。それくらい暑いのであろう。

そんな中、白血球はいつも通りである。それだけは安心する。

総評

今回は熱中症の話であった。

しかしセレウス菌の場面は蛇足だったように感じる。

これは食中毒で気をつけるべき細菌なので食事すら出来ない危機的状態に現れない。

余計な白血球バトル展開はいらないので熱中症一本でやるべきであった。

次回は最終回前編である。細胞達の存続の危機である。