egon's everything review

万物はレビュー可能である by egon

ゲームレビュー21 ドンキーコングJR.

ゲーム

タイトル:ドンキーコングJR.

ジャンル:アクション

対応機種:AC,FC,3DS,Wii,WiiU,Switch

発  売:任天堂

備  考:Nintendo Switch OnlineのFC版をプレイ

一言感想

マリオが敵の面白いゲーム ただ難易度は高め

感想

ドンキーコングシリーズの2作目。今作はマリオが敵になる。

ゲーマーからは「マリオが敵」で有名な作品だが世間ではドンキーコング並みの知名度はない。

遊んでみると結構難しい。以前ドンキーコングのレビューで「スペランカー並」とマリオを例えていたがドンキーコングJRもスぺランカー並である。

そして敵が嫌らしい。このゲームの敵は空中やツタを占領する敵が多い。空中では敵も倒せない。

クッパの本気」がスーパーマリオブラザーズだとすれば、これは「マリオの本気」である。

キャラクター

マリオ、ドンキーコングは知ってると思うので「ドンキーコングJR」について軽く紹介しておく。

その名の通りドンキーコングの子供である。しかし登場作品は10作品しか無い。

続編のドンキーコング3でも登場しない。

これは単純に「スーパードンキーコング」や「マリオvs.ドンキーコングシリーズ」などでドンキーコングの方が有名だからである。

ただ初代スーパーマリオカートに出ているのはドンキーコングではなくドンキーコングJRである。

これは、まだ有名になるきっかけであるスーパードンキーコングが発売されていなかったからと推測する。

現に次の作品であるマリオカート64ではドンキーコングの方が登場している。

つくづくドンキーコングに妨害されるキャラである。

82年からいる古参ではあるが任天堂作品では大切にされていないキャラクターである。

ステージ

ステージは全4面である。ドンキーコングと同じく今のゲームでは物凄く少ない方に感じるがパックマンとか面はあるがステージが固定されているゲームもある時代なので多い方ではである。

1,2,3面はマリオの近くに行き4面は鍵を外す。

1,2面は自然で、4面は工事現場みたいな所だと分かるが3面が異質である。

急にSF映画みたいな所になる上、敵も全く違う。

そして、ここだけシステムも前作みたいな感じである。

まるでドンキーコングの没ステージみたいである。

操作と攻撃手段

十字キーで移動、Aボタンでジャンプと同じだが今回は「ツタを登る」事が追加された。

これが中々の曲者で一応ツタは1つだけ掴むのと2つ掴むのとで全く挙動が違う。

  • 1つだけ掴んだ場合は登るのが遅いが降りるのは速い

  • 2つ掴んだ場合は登るのが速いが降りるのは遅い

と使い分けないといけない。

一応前作と同じく敵を飛び越えても得点が手に入るが、フルーツを落として敵に当てる事が多い。

しかし高速で動いてる敵にフルーツに当てるのは至難の業なので無視しても良い。

今作は敵が厄介である。酷い配置や有り得ない速度を出している敵が多い。

鳥とワニが敵であるが、それぞれ違った嫌らしいポイントがある。

ワニはツタを上下に動き邪魔をする。鳥は上空を飛んで卵を落としてくる

前述の通り攻撃手段は全く無い。なので必然的に避ける事になる。

しかし鳥もワニも厄介な動きをするため、かわすのも難しい。

3面では電気の敵が出てくるが、徐々にスピード速くなっており最上段では有り得ない速さで動いている。

そしてマリオ自体が放つ電気の敵もいるのも嫌らしいポイントである。

難易度

前述の通り難易度は高い。とにかく難しい。

敵も嫌らしいが、ステージも結構嫌らしい。

このゲームはツタを掴みそこねても1ミスであるが、どう見ても手が届きそうな所に生えているツタがある。

しかし届かないので落ちて1ミスになってしまう。いわゆる初見殺しである。

2面ではジャンプ台が出てくるが制御も難しい。乗る地点が悪いとすぐ落ちてしまう。

なので難易度は結構高い。

総評

ドンキーコングシリーズの2作目だが難しい。

前作の方が簡単かもしれない。だから知名度が全く無いのかもしれない。

そしてマリオが敵役という点で知っている人もいる。マリオが敵なのも珍しいゲームである。

今でもルイージが悪役になることがあるのでマリオも悪役をやってほしい。

ワリオから見たマリオなら平気であろう。