アルバム
タイトル:ソフィスティケイテッド
アーティスト:P-MODEL
収録アルバム:IN A MODEL ROOM
一言感想
珍しく電子音主体の曲 P-MODELでも珍しい卑猥な歌詞がある曲
感想
sophisticated 洗練された
IN A MODEL ROOMの4曲目。
今回は「社会風刺的な曲」である。
ギターが聞こえるがシンセサイザーが中心でありドラムもリズムボックスと電子音加工された生ドラムである。
この頃のP-MODELにしては珍しく電子音が主体である。
そしてステレオであり歌声やシンセサイザーの効果音は右側だけ聞こえる。
左側ではギターとベースを弾いているだけである。
ドラムとメインメロディのシンセサイザーは中央である。
音響が変わっている曲である。
曲調
前3曲とは打って変わって暗くて不思議な曲調である。
とにかく淡々と歌っておりギターも激しさがない。
一番はシンセサイザーであろう。メロディと効果音に使われている。
オルガン等は一切使っていない。
そしてシンセサイザーソロもLFOやモジュレーションを多用した結構変なフレーズである。
全てが変な曲である。
歌詞
何もかもに「ソフィスティケイテッド」つまり洗練されたと言っている。
フライドチキン、日本の男女、テレビ、アパートにスーパーと対象は様々である。
何もかもに洗練されたと言っているが皮肉で「洗練されているね」って言っている感じがする。
つまり何もかも洗練されていない。なにもかも下品で品のないものだと言っている。
テレビジョンイメージと言っているがこれは近年のような「マスコミ嫌い」というよりも「1984年オマージュ」であろう。
何故ならこの頃は様々なテレビに出ていた。ステレオ音楽館、金曜娯楽館、600こちら情報部など色々なテレビに出ていた。
マスコミ嫌いになったのは2003年辺りの出来事なのでこの頃からとは考えづらい。
というよりマスコミ嫌いならワーナーからメジャーデビューしてないだろう。
この曲ではP-MODELでは珍しく卑猥な歌詞を使っている。「マスター◯◯◯◯◯」である。
そもそも洗練された自◯行為とはなんの事であろう?珍しく卑猥な歌詞で驚いた。
ライブアレンジ
ライブでの演奏歴は少ない。今のところP-TRICK PLANでしか演奏されていない。
しかし例に漏れずライブでは結構変わる。ベースがシンセサイザーに変わる。
そしてドラムの電子音加工もなくなり生ドラムになっている。
シンセサイザーも効果音が無くなりシンセサイザーの即興演奏という感じになっている。
ただ田中さんは即興演奏が嫌いなのでこれはそういうアレンジであろう。
現に京都や岐阜でも同じ感じである。即興演奏かと思ったら普通に演奏だった。
総評
4曲目は社会風刺的な曲である。
このアルバムが1984年をベースに作られたと言う事がはっきり分かるくらい風刺的である。
因みにP-MODELの中でも異端な曲なせいでVIRTUAL LIVEには収録されておらず、その後のライブでもやっていない。
可愛そうな曲ではあるが仕方がない。卑猥な歌詞が合わないと判断したのかもしれない。