アルバム
タイトル:UFO
アーティスト:電気グルーヴ
曲数:12
一言感想
前回よりテクノしている 歌詞も風刺からギャグへ
感想
電気グルーヴメジャー2枚目のアルバム。
なんと前作から7ヶ月というスピード制作で作られたアルバムである。
そして今作から砂原良徳が参加しているが大体はピエール瀧と石野卓球の2人で作っている。
前作のハウスよりのテクノから皆が想像するテクノへと変貌している。
ただ、まだ他ジャンルの影響が残っている曲も多い。レゲエやロックを感じる曲も残っている。
シンセサイザーもアナログシンセサイザーの比重が増えた。
これが2人の作りたいテクノなんだろうなって思った。
そしてYMOの「COSMIC SURFIN'」がカバーされている。しかし色々と電気グルーヴっぽいカバーである。
新メンバー「砂原良徳」
今作から砂原良徳が参加している。
カルトQのYMOクイズで優勝を果たしたこともあるくらいYMOが好きなテクノっ子である。
そんな砂原さんだが実は「解凍P-MODELのメンバー候補」であった。電気グルーヴの方が先に言われたので電気グルーヴに加入したが。
もし電気グルーヴの誘いを蹴ってP-MODELに加入していたら双方のグループはどうなったのかは気になる。
「平沢進、秋山勝彦、砂原良徳、藤井ヤスチカ」のP-MODELと「ことぶき光、石野卓球、ピエール瀧」の電気グルーヴになっていた可能性もある。
でも、こうなるとP-MODELは2D OR NOT 2DやLAB=01のような曲は生まれず電気グルーヴも奇人3人による変なグループになったかもしれない。
これで良かったかもしれない。
曲調
前作よりダンサブルな曲が多い。一般的なテクノビートもあればレゲエのリズムもある。
そしてアナログシンセサイザーを多用している。前作はベースと一部リードくらいにしか使われていなかったが、メロディにも使われている。
そしてサンプラーも多用されている。90年代の電気グルーヴっぽい感じである。
特にドラムがドラムマシンだけでなくブレイクビーツも使い始めた。
ハウスな前作からテクノへと移り変わっていく様子が変わる。
歌詞
何かと風刺したり皮肉っていた前作だが今作は自虐やギャグが多めである。
一応「金持ちのボンボン批判(MUD EBIS)」はあるが。
今回はギャグ全振りって感じである。電気グルーヴの方向性が定まっていく様子が分かる。
しかし今の時代に出したら炎上不可避な歌詞も多い。特に「ボクの姉さん」という曲である。
そういう理解が世間にない1991年だから許された歌詞であって今の時代に出したら即炎上だろう。
詳しい言及は避けるが聞いたら「それをネタにしたら各所から怒られる奴」だと分かる。
総評
砂原良徳が加入して最初のアルバムだが実質2人制作のアルバムである。
2人で作るアルバムは砂原脱退後に発売される「VOXXX」まで無い。
ゴリゴリなテクノとふざけたギャグ全振りの歌詞は後の電気グルーヴのイメージである。
前作が人生(電気グルーヴの前身バンド)との別れなら今作は電気グルーヴとしての始まりである。
因みに前作は歌詞サイトを見ていたので気が付かなかったが電気グルーヴの歌詞カードは読みづらい。
単に文章がデカいだけでなく読ませる気がない配置をしている。
そしてBPMが書いてあるのも特徴である。
曲別レビュー
- B.B.E. (Bull Beam Express)
- 俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械だぜ(甲)
- MUD EBIS (Chimimix)
- メカニカル娘
- オールスター家族対抗蛇合戦
- 俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械だぜ(乙)
- ちょうちょ
- COSMIC SURFIN' (Ecstasy bathroom mix)
- 東京クリスマス
- モンキーに警告
- ボクの姉さん
- ビーチだよ! 電気GROOVE