ゲーム
タイトル:みんな大好き塊魂
ジャンル:ロマンチックアクション
対応機種:PS2
開 発:ナムコ
一言感想
感想
塊魂シリーズの2作目。
前作での不満点は殆ど解決されている。
そして塊魂としては珍しいやりこみタイプの塊魂であり殆どのステージが周回プレイ必須である。
中にはアイテムコンプリートやイトコハトコ集めのためなら何度もやらないといけないステージも存在する。
特にウシクマステージで顕著である。
さらにイトコハトコを全員集めないと出来ないステージがあるのでそのためには色々と頑張らないといけない。
さらに今作から大きさよりスピードの方を重視するステージも増えたのでただ大きくするだけではない。
今作から王様を巻き込める。実は王様を巻き込むのがシリーズ恒例になるのは今作からで次回作から服装も変わる。
ストーリー
前作の反響によりファンができた王様がファンの悩みを叶えてあげるストーリー。
前作同様このストーリーもオープニングだけしか語られないのである。
ゲーム中に語られることが多いのは「王様の過去」である。
ストーリーとしてはシンプルな厳しい親が実は息子思いの親だったみたいなストーリーである。
前作とは違い一定数のステージをクリアごとに開放される。なので意外とテンポがいい。
星
塊魂シリーズの恒例といえば最後に星にすることである。
前作は星座や星が主流であったが今作は惑星を作ることが多い。
惑星の種類は2つあり太陽系外惑星かオリジナルの惑星である。
特にオリジナルの惑星は自由でありランドセル型の惑星、タイヤ型の惑星、土俵を模した惑星など様々ある
しかも最初は何が作られるのかは分からないため想像するのも面白い。
音楽
今回も音楽は豪華である。
松崎しげるさん、元ピチカート・ファイヴの野宮真貴さん、さらにキリンジまで参加している。
他にもメジャーどころで言うとYOUさんも参加している。バラエティ番組によく出ているせいでバラエティタレントとしてのイメージが強いが本当は歌手だと意識させられるほど歌がうまい。
そしてちびまる子ちゃんのオープニング「ハミングが聞こえる」で有名なカヒミ・カリィさんも参加している。
当時としては珍しくビートボックスをフィーチャーした曲もありdokakaさんというビートボクサーでHIKAKINさんやDAICHIさん、すらぷるためさんといった名だたるビートボクサーよりも前に活躍している人も参加している。
音楽アルバムでも物凄い豪華なメンバーであるがこれはゲームである。
音ゲーでもないのにここまで音楽に手が込んでいるゲームを知らない。
難易度
難易度は普通から難しい。今度は「ウシクマ」と「火星」が難しい。
ウシクマはおうし座とおおぐま座をくっつけたようなステージで牛か熊を1匹巻き込んだら即終了というステージである。
しかし意外と範疇が不明で牛乳はウシ判定になるがミルクと書いてある広告はウシ判定ではない。
さらに一番大きいのも意外と巻き込むのが大変である。
火星は火を絶やさないようにキャンプファイヤーを着けるという難しいステージである。
火を絶やしたらアウト、水に落ちたらアウトというかなりの難易度を誇る。
両方とも慣れていないとかなり難しい域に入る。
前作と比べて今作は制限時間が短い。なのでギリギリで転がさないと無理な事がある。
因みに一番最後のステージがかなりの鬼ステージである。これを含めると一番難しいのは最後であるが、ただのやりこみ要素なため必須ではないのが幸いだ。
ステージ
ステージはアパートの一室から世界まで全てつながっている。
ただ前作はステージの制限(塊魂には指定の大きさ以上になるまで進めないという制限がある)が外された時ロードなしで解放されたが今作はロードが挟まれるので少しテンポが悪くなっている。
さらに強制的に王様の話を聞かないと行けないのでストレスがたまる。
他にもキャンプ場や動物園、スキー場や学校などで転がせる。
そのため前作みたいに同じ風景が何度も出てくることは少なくなった。
総評
早く転がしたり様々な場所で転がせる塊魂の完成形である。
思い出補正もあると思うがこの作品が一番好きである。
新作は長らく出てこなかったのでシリーズ終了したかと思いきやApple Arcadeで完全新作が公開された。
塊魂ファンとしては嬉しいが次回作みたいに何故か尖って皆と違う方向へ行ってしまうクセがあるのは止めてほしい。