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賞レビュー2 クソゲーオブザイヤー(2005年)

賞名:クソゲーオブザイヤー(2005年)

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一言感想

四八(仮)が出る前はどうだったのか?中編

感想

2005年のクソゲーオブザイヤーにノミネートされた作品と大賞作品である。

この年から総評が追加された。

まだ四八(仮)前なので評価基準が曖昧である上、有名作品が有利な部分もある。

現に今だったらバグという要素で大賞になると思うものが大賞になっていない。

前年と同じく大賞も有名会社の宣伝されていた作品である。

というか四八(仮)も実は有名会社の作品である。

ノミネート作品

ノミネート作品はこれである。

前回より2倍もタイトルが増えた。そしてスクウェア・エニックス率が高い。

とにかくRPG率が高い。1/2がRPGである。

今回から有名ではない開発や零細メーカーが出てきたが大体は大手である。

因みにラジアータストーリーズドラッグオンドラグーン2は再評価されていたりカルト的人気がある。

そしてバグが有るから選出されたりクオリティが低いから選出された作品もある。

ここら編は今のKOTYと変わらないのはある。

では2004年と同じく大賞を予測してみよう。多分、大多数の人はバグが有るソウルキャリバーIIIかクオリティが低いTHE カンフーもしくは高速機動隊を選ぶだろう。

これも大勢の予想は裏切られる。

大賞

大賞はなんとローグギャラクシーである。やっぱりマシな感じがする。

長いダンジョン、酷評シナリオ、棒読み演技とかはあるがやっぱり今の水準だと意外すぎる選出ではある。

理由としてはやっぱり多数決で決まったのである。

この頃は動画サイトはYouTubeは存在していたがまだ有名なサイトではない。

なので動画を見てクオリティを確認できる事はなく直接確認するしか方法はない。

そうなると必然的に逆人気投票的な賞になってしまう。

なのでクソゲーオブザイヤーというか今年買ったゲームの中でがっかりしたのは大賞になっている。

まだ大衆が低品質なゲームを直で確認できない頃の賞である。

個人的な感想

今回はグランディアしか持っていないのでグランディアⅢだけを少し遊ぶ。

グランディアⅢもディスク2枚組のソフトである。

正直に言うとオープニングだけで嫌気が差した。グランディアは初代しかやった事がないがグランディアの初代のオープニングはもっとワクワクした。

ただ3はその魅力が感じない。多分ゲームをやれば変わるんだろうが。

そして芸能人声優による演技力のなさが浮き彫りになっている。当時は若手の木南晴夏さんが出ているが演技がそんなに上手くはない。

又聞きなので分からないがもっとひどくなるらしい。これだけはKOTYに入る理由もわかる悲しい作品である。

総評

次のクソゲーオブザイヤーだがまだ、この賞の異端さや面白みがない。

なんとしてでも見つけたクソゲーという感じがひしひしと感じる。

来年が最後の旧体制KOTYである。動画サイトが発達していない&買った人が大勢いる作品が有利なシステムの最後の賞だ。

そして毎年のようにノミネート作品が増えていく。賞自体も人気になってきている。

ただこのまま滅びゆく匂いもし始めてきた。