アルバム
タイトル:KARKADOR
アーティスト:P-MODEL
曲数:10
一言感想
明るいけど無理矢理明るくしている曲もある。そしてP-MODEL史上技巧派
感想
P-MODELの6作目のアルバム。このアルバムからベースが菊池達也から横川理彦になりドラムも田井中貞利から荒木康弘に変わる。
これでP-MODELのオリジナルメンバーは平沢進のみになる。
横川理彦は4-D(mode 1)というバンドから来た人でベース以外にバイオリンも弾け荒木康弘はALLERGYというバンドから来た人だ。
荒木氏は前バンドみたいに静かな音ではなく田井中氏に似せている。
そしてこの時期のP-MODELは相当上手い。ライブでの演奏も結構レベルが高く、勢いで乗り切るP-MODELから勢いと技巧派のP-MODELへと変わった。
しかし内部ではバチバチだったらしく、ツアーが終了した後に三浦氏と横川氏が脱退する。
この体制は1年しか持たなかったのが惜しい。
曲調
曲調は明るい曲が多いが、「1778-1985」だけが異例である。
実はこの曲は平沢氏が組んだ「旬」というユニットの「旬 II」のアレンジである。
ただ、この曲も原曲よりは明るくしている。
それ以外は大体明るい曲ではあるが「無理矢理明るくしているような曲」もある。
特に「LEAK」は「永遠の別れだけど、無理矢理笑って送ろう」的な曲に感じる。
歌詞
歌詞は相変わらずだが今度は主人公が何をしているのかが分かる歌詞も多い。
「サイボーグ」とか「オルガン山にて」は顕著である。
平沢氏の歌詞は「夢をそのまま歌詞にした」らしい。
ただ「オール」の歌詞は哲学的で平沢作詞かと思ったら横川作詞である。
実は横川氏は「京大の哲学科卒」でソロでも哲学的で難解な歌詞が多い。
ライブアレンジ
この頃はライブアレンジが相当されており過去作含め色々な曲で横川氏のバイオリンが聞ける。
特にKARKADORは全編にわたってバイオリンがフィーチャーされている。
後の「中野ボーカル」に繋がるように横川氏がボーカルを取ってる曲もいくつかあり、ライブではPIPERは横川ボーカルである。
「バイオリン」という特殊な楽器を使ったせいでメンバー変更後はKARKADORのバイオリンがキーボードとギターのソロになっている。
総評
とにかく技巧派なP-MODELの1枚であるが1年で終わった。
曲調は明るいが無理矢理明るくしているような感じもメンバー内の衝突が起因しているのだろうか。
因みにWikipediaでは
本作収録曲の殆どがカルカドル・ツアーでしか演奏されていない。
と書かれているが、実際は半分くらいはその後も演奏されている。
LEAKやサイボーグに至っては再結成後もアレンジされて歌われた。
次の作品は「横川理彦と同じくらいの天才」が現れる。
曲別レビュー
- KARKADOR
- オルガン山にて
- ダンス素凡夫
- サイボーグ
- 1778-1985
- LEAK
- オール
- HOURGLASS
- PIPER
- KAR¢ADOR