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映画レビュー7 バック・トゥ・ザ・フューチャー

映画

 映画名:バック・トゥ・ザ・フューチャー

ジャンル:SF,コメディ、恋愛

備  考:吹替版をPrime Videoで視聴

一言感想

ハリウッドのドラえもん 文句なしの名作

感想

1985年に公開された映画。

まず最初に感じたのはドラえもんである。

のび太ジャイアン、しずか、ドラえもんスネ夫以外は全部揃っている。

さらに言えばマーティも血が濃いセワシである。

デロリアンがタイムマシンなのもあるが、ここまで見たことがあるとビックリしてしまう。

さらに思ったのは偶然にも現代人でも分かるネタやあるあるネタが意外と散りばめられている事である。

特にカルバン・クラインのネタは今でも分かるだろう。

ドラえもん

ドラえもんに何故か似ている話がある。それがプロポーズ作戦のび太が消えちゃう?である。

どちらも両親が出会わなくなるかもしれないっていうドラえもんの話である。

ただ藤子・F・不二雄がBTTFをパクったわけではない。何故なら時代が違うからだ。

両方の作品はBTTFが公開された1985年以前の話である(プロポーズ作戦:1971年、のび太が消えちゃう?:1981年)。なのでF先生がパクることは(タイムマシンがない限り)物理的に不可能なのである。

逆に監督のロバート・ゼメキスが同じようにドラえもんをパクったわけでもない。

わざわざ日本の漫画からパクるとは思えない。

つまり結構ベタなネタで偶然かぶることもあるって事だ。

日本製

そしてこの頃、日本製品が物凄いブームなのも分かる。

など数多くの日本製が登場する。

これはこの頃の流行りみたいな物で高性能で高品質=日本製だった時代なのである。

今は安さや海外企業による日本企業買収などもあり中華製品が多くなってしまった。

しかし高品質ではあるので今はハイブランドとして使っているのもある。

そして今でも日本製が圧巻しているものがある。エアコンだ。

どの国でもダイキンのシェア率は物凄い。ダイキンは日本企業である。

因みに続編だと今度はアメリカ企業が多くなる。

大統領

マーティが1955年のドクに今の大統領であるレーガン大統領(当時)を告げたらドクに笑われ皮肉を言われるシーンが有る。当然だろう。1995年のアメリカ人に今の大統領であるトランプ大統領を告げたら笑われるだろう。不動産王が大統領?って。

日本でいうと1995年の人に小池百合子都知事と言っているようなものだが95年はマルチタレントの青島幸男都知事であったのでインパクトはもっと薄い。

なんなら今のお笑い好きが初代M-1グランプリの審査員が都知事ってなる人が多いだろう。

日本でいうレーガン大統領に値する人物を

と色々考えた結果、ラサール石井社民党の議員くらいの衝撃である。これなら鼻で笑われ今の社民党党首は渡辺正行か?って言われるレベルだろう。

カルバン・クライン

今の人も知ってるブランドなので説明は省く。最近では女子の下着というイメージがあると思うが実際は男女とも下着どころか衣類なら全部あるブランドで下着メーカーでもない。

なのでマーティは女物の下着を履く変態ではないことは留意してほしい。

総評

アクションありコメディあり恋愛ありSFありと四拍子揃った楽しい映画であった。

ドラえもんではあるがビフ・タネンの枠はジャイアンスネ夫が包括しているのでかなり意地悪である。

次回は今から10年前の2015年が舞台である。そう思うと超近未来に来た感じはするが

  • 一向にタイムマシンは開発されない
  • ロボットも工業用が主
  • 車もガソリンで走っている

ので未来的とはいえない。未来的なのはスマホとゲームだけである。