動画
動画名:もも、せんのすけにケーキをとられ泣く
投稿者:せんももあいしーチャンネル
一言感想
これが日本で一番再生されている動画。何となく理由は分かる
感想
日本で一番再生されている動画で、なんと13億回再生である。
「妹が兄にケーキを取られて食べられて泣くという動画」のどこが世界一再生される要素があるのかと疑問に思う人もいるが
僕なりに2つの要因があると思うので書く。
1つ目の要因「海外の子供に人気」
これはチャンネル制作者でもある、この子達の父親も言っている理由である。
YouTubeには新機能として「動画の音声を使ってshort動画を作る」機能がある。
その機能で作っている動画を見てみると「東南アジアの国々で操作を間違えて子どもや親が撮った映像」が多い。
この動画は子供、特に「東南アジアの小さい子供」に人気だということが分かる。
東南アジアの国々は少子化が進む日本と違って発展途上国なのもあり子供の数が物凄く多い。
なので必然的に多くの子供が見ている証拠になる。
ただ、それだけだと考えづらい。何故なら「ヨーロッパや北南米、オセアニアやアフリカ」では全く見られていない。
アフリカはあまりインターネットが普及していないという理由もあるが他の地域ではインターネットが当たり前である。
それもそうだ。「大きい子供が小さい子供をいじめる動画」は考え方の違いなどの理由でヨーロッパなどの国々では人気は出ない。
その理由もあるのか世界一再生されている動画である「Baby shark」は暴力シーンやいじめシーンもない普通の歌だ。
韓国の会社が作った動画だが平和な動画でタブーとなるものも写ってないので色々な国で見れる。なのでBaby sharkが有名になった理由も分かる。
ただ「子供をいじめる動画」はヨーロッパやアメリカでは人気が出ない。
そこでもう一つの要因を考えてみた。
2つ目の要因「興味本位で見る人が出てきた」
そこで思ったのは何年に1位になったのかという事である。
2020年8月12日時点集計の動画では、なんと7位である。
そして2021年10月1日時点集計の動画では1位である。
つまり2020年8月12日~2021年10月1日のあいだに何かが起きたことになる。
そこで原因と考えたのは「キッズライン登録者数1000万人突破から始まったキッズチャンネルバッシング」である。
2018年に登録者数でHIKAKIN氏を抜かしたが非公開にしていたこともあり、この頃は話題になっておらず話題になったのは2年後の2020年である。
その時にキッズラインは日本人で始めて登録者数1000万人を超え「ダイヤモンドの盾」をもらったのである。
そして「HIKAKINやはじめしゃちょーのようなThe YouTuberではない日本人が1000万を超えたという理由と登録者購入疑惑」であっという間に炎上した。
このときの炎上はデマも飛び交いキッズライン擁護派含めて血眼になっており、まるで「アメリカ大統領選挙」のような感じであった。
そして2021年5月にせんももあいしーが日本人で2人目の1000万人突破チャンネルになる。
一つ言うならこれも規模は小さいが燃えた。今回も同じ理由で。
ここでせんももあいしーチャンネルが(悪いイメージ)で有名になりそしてチャンネルで1位である「ケーキの動画」を見る人が増えた。と僕は推測する。
懸念
ただ、このチャンネルはこの功績や「キッズ向け」に引っ張られすぎてる感じがある。
当たり前だが「子供は大人になる」事を忘れないでほしい。
僕くらいの子供が見ていた「かんあきチャンネル」も今は「子供ではなく親含めた家族が主体のチャンネル」になっている。
そして他のチャンネルも「一人前になった子供が語る動画」、「親の個人的な趣味チャンネル」になっている。
「うちの3姉妹」で有名な松本ぷりっつ氏でも今は「ペットブログ」になっている*1。
ただ、このチャンネルは「2010年代に生まれた次男次女を使って無理やり子供向け」にしている。
しかし次女も10歳で次男も7歳である。そして長男は18歳で長女は16歳だ。
そろそろ「路線変更」の時期が迫っている。
ここで路線変更に振り切らないとこのチャンネルは悪い例である「子供が大きくなっても子供のまま遊ぶ」という地獄の事態になってしまう。
総評
「子供がケーキを奪って食べる動画」だが、ここまで考察したり、このチャンネルの懸念点まで書けることに驚いた。
そして思うのは「大人が想像する子供だった時代は何年もない」ということと「動画を見ることで成長を振り返る事が出来る」事にも気づいた。
ただ「せんのすけ」も「もも」も最新の動画には出てない。この家族の父親は「マイニングやアパート投資」もやっているが僕的には成長した2人を見たい。
画面に写っている子供たちも今は高3と高1である。
*1:漫画ぷりっつさんちを見た感じ